Traerとllevarの使い分け方:スペイン語時間表現入門

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スペイン語での「時間」について学ぶ上で役立つ内容を紹介しています。

記事では、時間を正確に言うことが日常生活におけるスペイン語会話で非常に重要であると述べられています。さまざまな場面で使われる時間表現の基本的なパターンを覚えることで、より自然なスペイン語会話が可能になります。

動詞をどんどん覚えていくと語彙もどんどん広がっていきます。でも「えっと、どの単語を使えばいいんだっけ?」とちょっと戸惑うことも増えてきますね。

今回は traer llevar の使い分け方を見てみましょう。

Traerとllevarの使い分け方:スペイン語時間表現入門

会話

Laura: Te cuento que mañana iré al cine con mis compañeros de clase. Al fin vamos a ver la película que tanto esperabamos.

明日クラスの友達と映画を観に行ってくるね。ずっと待ってたからやっと観られて嬉しいわ。

Mamá: ¿En qué piensan ir al cine?

映画館まではどうやって行くつもり?

Laura: Creo que vamos a usar el metro. Sale más económico y no afecta el trafico.

地下鉄で行くと思う。安くつくし渋滞もないしね。

Mamá: Tienes razón. Pero llévate suficiente dinero por si acaso. ¿Te lo doy?

確かにそうね。でも万が一に備えて十分お金を持っていくのよ。あげようか?

Laura: No te preocupes, mamá. He estado ahorrando para este día.

心配しないで。この日のためにちゃんと貯めてきたんだから。

Mamá: Te felicito por hacerlo. Por cierto, en el cine venden unos stickers del actor de esa película. ¿Me traes uno?

偉いわね。そういえば、映画館で主人公のポスターが売ってると思うから、一つ買ってきてくれない?

Laura: Está bien pero no sabía que a ti te gustaba este actor.

いいけど、お母さんがあの俳優を好きだったなんて知らなかった。

Mamá: No te lo habia dicho pero cuando era jovén, iba al cine a ver todas las películas que salía él.

言ってなかったけど、若いころは彼の出てる映画は全部見に行ってたのよ。

スペインへの投資の繁栄と成功を表す、コインの山の上にあるおもちゃのトラック。

Traer と llevar の基本的な違い

運ぶという意味を考えるとおなじような単語に思えますが、この二つの単語を使う時には「どこにものがありどこにたどり着くのか」を考えなければなりません。

例えば、Llévate suficiente dinero por si acaso. だと、ここにあるお金を持っていきなさいということになります。つまり llevar = ここに今あるものを違うところに運ぶという意味です。

しかし、¿Me traes un sticker? だと、違うところにあるポスターを私のところに持ってきてという意味で、traer = 違うところにあるものをここに持ってくるという使い方になります。

幾つか例文を見てみましょう。

Mira, te llamaba para pedirte que traigas un paquete de carne molida.

ねえ、ひき肉を一パック買ってきてほしいとおもって電話したんだけど。

Necesito que me lleve al hospital.

病院に連れて行ってほしいのですが。

Quería que trajeras algo para comer pero ni modo.

何か食べるものを持ってきてくれればと思ったけど、仕方ないや。

スペインの女性が紙の買い物袋を持っています。

おわりに

いっけん混乱してしまうような似たような単語ですが、よく考えてみると使い分け方が分かってきます。迷った時は今回勉強したことを思い出してくださいね。

「時間」を意味するスペイン語表現の多様性とその使用法を探求しました。基本的な用法から特定の状況下で使われる独自の表現まで、これら全ては日常生活やビジネスシーン等、あらゆる場面でスムーズにコミュニケーションを取るために必須です。これからも引き続き学習して、豊かな表現力を身につけましょう。

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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