スペインの魚屋は、昔ながらの対面式で魚を買うのが一般的です。店員が魚をさばいてくれるので、家で調理する前に準備ができています。魚売り場には店員がいて、切り身がほしければその場でさばいてもらいます。
さて、スペイン語で上手に伝えられるでしょうか。
スペインの魚屋で魚を買う!覚えておきたいスペイン語フレーズ
会話
Dependiente:¿El siguiente?
店員:次の方?
Cliente:Soy yo.
客:はい、私です。
Dependiente:¿Qué desea?
何にしますか?
Cliente:Quería una lubina. ¿Puede preparármela?
スズキをください。さばいていただけますか?
Dependiente:¿Cómo quiere que se la prepare?
どのようにしましょうか。
Cliente:Ábramela y límpiemela, por favor.
開いてください。内臓の処理もしてもらえますか?
Dependiente:¿Quiere la cabeza?
頭はどうしますか?
Cliente:La cabeza puede tirarla.
頭は処分してかまいません。
Dependiente:¿Algo más?
ほかには何か?
Cliente:Póngame quinientos gramos de gambas, por favor.
エビを500gください。
Dependiente:¿Gambas cocidas?
茹でエビですか?
Cliente:No, crudas, por favor.
いいえ、生のエビをください。
ここに注目!
Quería una lubina. ¿Puede preparármela?
スズキを1尾ください。さばいてくれますか?
preparármela は動詞 preparar と人称代名詞 me、そして前文の lubina を差す代名詞 la が繋がった言葉です。
¿Puede preparármela? というひとこで「私のためにそれを用意してくれますか?」という意味の文になります。
「魚をさばいてください」とお願いする時には、「準備をする」という意味の動詞 preparar を使えばOKです。これで、家ですぐに食べられるように準備してほしい=さばいてほしい、という希望が伝えられます。
Ábramela y límpiemela, por favor.
(魚を)開いて、内臓の処理をしてください。
魚を三枚におろしてほしい時には、「開く」を意味する動詞 abrir を使います。
内臓までキレイに下処理するのは自分ではなかなか大変なので、お店でやってもらうといいですね。その時には「キレイにする」という意味の動詞 limpiar を使えば伝わります。
スペインの魚屋(pescadería)
スペインでは切り身になっていない状態で魚が丸ごと売られている場合がほとんどです。スーパーでも新鮮な魚が並べられ、店員さんに声をかけて必要な分だけ購入します。
自分で魚をさばけなければ、その場で食べやすくカットしてもらいましょう。
魚介類や、サーモンなどすでにさばかれている魚は、「〜を○グラムください」と具体的に注文を伝えてみてください。
魚介類を注文する時の例文
Póngame setecientos gramos de almejas, por favor.
あさりを700gください。
Córteme el atún en tacos, por favor.
そのマグロをぶつ切りにしてください。
Deme cuatro filetes de salmón, por favor.
サーモンを4切れください。
おわりに
スペイン語初心者のうちは、魚屋はややハードルが高い場所かもしれませんね。
最初のうちは指をさして見たことのある魚介類を買うだけしかできないかもしれませんが、会話に慣れてきたらいろいろな魚を注文して、新鮮な海の恵みを味わってみてください。
希望通りに買い物ができるようになると、さらに楽しくなりますよ。