「siempre(いつも)とnunca(一度も無い)」というテーマに焦点を当てています。会話の中で、マリアとユリカがタバコとコーヒーについて話しています。
さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは「siempre(いつも)とnunca(一度も無い)」。
スモーカーのマリア、煙草の出費も馬鹿にならないようです。早速二人の会話を覗いてみましょう。
スペイン語で「siempre(いつも)とnunca(一度も無い)」について学ぼう!
ヘビースモーカー
María: Este mes he fumado más que nunca… Como siempre gasto mucho dinero en tabaco.
今月はいつになく大量の煙草を吸ったわ…いつものように煙草の出費が多いわね。
Yurika: Yo no fumo nunca. Tampoco tengo ganas de probarlo.
私は一度も煙草を吸った事が無いのよ。吸ってみたいとも思わないわ。
María: Es lo mejor. Yo fumo desde siempre, y siempre que intento dejarlo, fracaso.
その方がいいわね。私は昔から吸っているの。いつも禁煙しようとしても失敗するのよ。
Yurika: ¿No te da miedo el mensaje “fumar mata” que siempre hay en las cajetillas de tabaco?
パッケージに書いてある、お決まりの「煙草は死に至る」っていうキャッチコピーで怖くならないの?
María: Claro que sí. Pero últimamente casi nunca puedo dejar de fumarme un cigarro después de comer.
もちろん怖いわよ。でもこの頃は食後の煙草が、いつもほとんど欠かせないわ。
Yurika: En mi caso, después de comer, nunca jamás puedo sentirme tranquila sin tomar un café.
私の場合は、食後にコーヒーを飲まないと決して落ち着かないわ。
María: Pero el café no siempre hace daño al cuerpo, salvo que lo bebas antes de dormir.
でもコーヒーは、寝る直前に飲むのでなければ、必ずしも体に悪いわけじゃないわよ。
Yurika: Si tomara café por la noche sería insomne para siempre.
夜にコーヒーを飲んだら、永遠に眠れないわよ。
ワンポイント
Hasta siempre
ごきげんよう、さようなら!
テレビ番組の終わりなどで、司会者が手を振って「¡Adiós, hasta siempre!」と言うことがあります。
直訳は「“いつも”まで」ですが、「また次回!ごきげんよう」の意味です。
María: Ya hace bastante fresco por la mañana y por la noche. Ya se acaba el verano de este año.
朝晩は涼しくなってきたわ。今年の夏も、もう終わりね。
Yurika: ¡Adiós, verano del año 2014, hasta siempre!
さようなら、2014年の夏!また会う日まで!
desde siempre
いつも、昔からずっと
「“いつも”から」という直訳ですが、「ずっとまえから」「もう長いこと」という意味です。「para siempre」は「“いつも”まで」、つまり「永遠に」になります。
María: ¿Desde cuándo bebes tanto café?
いつからそんなにコーヒーを飲んでいるの?
Yurika: Soy cafeinómana desde siempre. Y seguiré bebiendo café para siempre.
ずっと昔からカフェイン中毒なのよ。で、永遠に飲み続けるわ。
no~ nunca
絶対~ない
例文中の「No fumo nunca」のように、否定の「no」と「nunca」が重複して文型をつくることがあります。
「二重否定=肯定」ではなく、「否定」の意味のままなので注意!
María: ¡Qué lenta, qué cara, y qué mala estaba la comida!
遅い、高い、そしてまずい食事だったわ!
Yurika: No iremos nunca más a ese restaurante.
もう二度と、あのレストランには行かないわよね。
nunca jamás
絶対に~ない
「nunca」だけでは物足りず、「jamás」を一緒につけることで、「絶対~ない」という強調の意味になります。
María: Aunque la comida estaba malísima, la cerveza de allí no estaba nada mal. ¿La próxima vez vamos solo para beber?
食事はひどかったけど、あそこのビールは悪くなかったわよね。次はビールだけのみに行ってみる?
Yurika: ¡Nunca jamás! Podemos beber buena cerveza en cualquier lugar.
絶対に行かないわよ!美味しいビールなら、どこでも飲めるわよ。
つ・ぶ・や・き
テレビ番組の終わりでよく使われる「¡Adiós, hasta siempre!(さようなら、また次回!ごきげんよう)」や、「desde siempre(ずっと昔から)」、「no~ nunca(絶対~ない)」、「nunca jamás(絶対に~ない)」といった表現についても触れられています。
スペインの煙草のパッケージには、堂々と「fumar mata」の文字が印刷されています。スモーカーでなくてもドキッとしますね…。
禁煙できる場所が年々狭められているのは、スペインも同じです。健康を害さない程度に、マナーを守って美味しく喫煙しましょう。