スペイン語の副詞「ya(もう)」と「todavía(まだ)」の使い方を解説しています。マリアとユリカというキャラクターによる会話形式で、これらの単語がどのように使用されるかを示しています。また、「ya que~(~なので)」や「aún(まだ)」などその他の表現も紹介されており、これらの言葉を使った具体的な例文も提供されています。
さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは「ya(もう)」と「todavía(まだ)」。
マリアには、年の離れた、背の高い弟がいるようです。早速二人の会話を覗いてみましょう。
スペイン語上級者へ一歩近づく!必須副詞’ya’と’todavía’の使い方
まだ13歳なのに
María: ¿Ya has conocido a mi hermano? Creo que todavía no, ¿verdad?
私の弟と、もう知り合いだったかしら?まだよね?
Yurika: No, todavía no, pero he visto una foto suya. Es un chico muy alto, ¿no?
いいえ、まだよ。でも写真で見たことがあるわ。背の高い子でしょう?
María: Sí. Aunque todavía tiene solo 13 años, ya mide 170 cm.
そう。まだたったの13歳なのに、もう身長が170㎝あるのよ。
Yurika: ¡Qué alto! Ya está como un adulto.
なんて背が高いの!もうほとんど大人ね。
María: Además él quiere crecer todavía más, ya que quiere ser jugador de baloncesto.
なのに彼は、もっと背が高くなりたがっているのよ。バスケットボールの選手になりたいから。
Yurika: Si sigue jugando al baloncesto, aún crecerá más.
バスケットボールを続けていれば、まだまだ伸びるわよ。
María: Hace solo 3 años, cuando empezó a jugar, era aún bajo. Sólo medía 140cm.
始めた3年前は、まだ背が低かったわ。たったの140㎝だったの。
Yurika: Quiero conocerlo. Ya nos veremos.
知り合いになりたいわ。そのうち会いましょう。
ポイント
ya
もう・すでに
英語の「already」にあたる副詞です。口語で「OK、分かったよ」という意味で使うこともあります。
María: Vamos a dormir ya. Es muy tarde.
もう寝ましょうよ。ずいぶん遅い時間よ。
Yurika: Ya. Apago la televisión.
オーケー。テレビを消すわね。
todavía
まだ
「ya」の反対語にあたる副詞。比較級に使うと「更にもっと」という意味に。また、「~なのにそれでも」という表現に用いることもあります。
María: He comido una pizza grande y un postre, pero todavía tengo hambre…
大きなピザを食べて、デザートまで食べたのに、まだお腹が空いているわ…
Yurika: En otoño se tiene mucho apetito.
これが、食欲の秋ね。
ya que~
~なので
理由をあらわす「porque」のように「ya que~」ということがあります。「porque」で理由をあらわす場合は、必ず主文の後に置くように注意しましょう。
María: Ya que hay tanta gente, tenemos que hacer cola para la caja.
人が多いから、列に並んでレジを待たなくちゃね。
Yurika: Hoy hay mucha gente porque es fin de semana.
たくさんの人がいるわね、何しろ週末だから。
aún
まだ
「todavía」と同じく「まだ」という意味の副詞です。比較表現に使うと「もっと更に」という強調のニュアンスを出します。
María: Cuando llegaste a España por la primera vez, no podías hablar nada de español ¿verdad?
最初にスペインに着いた時は、あなたは何もしゃべれなかったのよね?
Yurika: Exactamente. Aún no sabía ni saludar.
その通り。どう挨拶するかも、まだ知らなかったのよ。
つぶやき
色々な時制で、自在に会話ができるようになったら、「todavía」「ya」などの副詞も添えて、文にメリハリをつけましょう。
日常生活で頻繁に用いられるスペイン語の副詞「ya」と「todavía」について学びました。また、「ya que~」「aún」といった関連表現も紹介しました。これらを身につけることで、あなたのスペイン語コミュニケーションはさらに深みを増し、自然な会話が可能となります。