よく使う表現「ありえない!」をスペイン語でどういうのでしょうか。単に驚きを表すだけではなく、怒りや驚き、信じられないなど文脈によってさまざまなニュアンスが含まれてきますよね。
今回は機会によってどう使い分けたらいいのか見てみましょう。
ありえない!怒りや不満を表すスペイン語
怒りや不満を表すスペイン語会話
Joselyn: Te miro como que estas enojada o molesta. ¿Te pasa algo?
怒ってるっていうか機嫌悪いっていうかそんな感じだけど。何かあった?
Evelyn: ¿Se me nota tanto? Es que acabo de pasar por una injusticia y pienso y pienso y no me pasa.
そんなにわかる?実はあまりにも不公平でしょっていうことがあって、考えても考えても納得できないの。
Joselyn: Cuéntame, ¿qué te pasó?
どうしたの?
Evelyn: Así de resumen, tuve unos problemitas en la entrevista de trabajo y no me dieron la otra oportunidad.
簡単に言うと仕事の面接に行く過程でちょっとトラブルがあって、面接を受けさせてもらえなかったの。
Estos problemas que te digo estaban fuera de mi control así que les expliqué vez tras vez y no me escucharon.
そのトラブルっていうのが私の力ではどうしようもできないことだったから、もう一度チャンスをくださいってお願いしたのに全然聞いてもらえなくて。
Estoy tan enfadada. No puede ser que ellos sean tan irrazonables.
だからイライラしてるの。あんなに頭が固いなんてありえないわ!
Joselyn: Cuanto lamento lo sucedido. Pero yo observo algo positivo.
大変だったわね。でもいいこともあるじゃない。
Evelyn: ¿Como qué cosa?
例えばどういう?
Joselyn: Aunque te hubieran contratado, hubiera sido muy difícil trabajar con ese tipo de personas, que son irrazonables e inflexibles.
もしそこで仕事をすることになってたら、そういう頭の固い柔軟性のない人たちと働かなきゃいけなかったってことでしょ?
Así que, viendo al lado positivo, que bueno que no te tocó trabajar con ellos. No te preocupes, vas a conseguir algo para ti pronto.
だからいい風に考えると、そんな人と働かなくてすんでよかったじゃない。それにそんなに心配しなくても必ずあなたにぴったりの仕事が見つかるわよ!
ありえない!の場合ごとのフレーズ
「ありえない!」は、驚きや怒り、落胆といったさまざまな感情を表す便利な表現です。以下は、「ありえない!」をスペイン語で表現するためのフレーズです。
No puede ser.
ありえない!(驚き、怒り、落胆、いろんな場面に使える便利な表現)
No me pasa.
納得できない!(喉を通らない、消化できないというニュアンス。怒りや呆れ)
No cabe en mi mente.
理解できない!(どう理解しようとしてもできない、信じられないとき。呆れや怒り)
No lo puedo creer.
信じられない!!(驚き、怒り、落胆、いろんな場面に使える便利な表現)
人間は感情の生き物なので毎日イラっとしたり呆れたり何かと忙しいですよね。そんな感情を表すのに便利なこれらの表現、周りの人がどう使っているかにも注目してみてください。
ニュースを見ながら、友達と話しながら知らず知らずのうちによく使うこの表現、スペイン語で自然に使えるようになりましょう。
よく使うこの表現
William: Ya no he visto mucho tiempo tu amigo Nelson, ¿sabes algo de él?
君の友達のネルソンどうしてる?もうだいぶ会ってないけど。
Raúl: Yo también hasta hace poco supe cómo estaba. Estaba tan preocupado por él, pero creo que fue por gusto.
僕も最近になってどうしてるか知ったんだ。すごく心配してたのに取り越し苦労だったよ。
William: ¿Qué pasó?
何があったの?
Raúl: ¿Te recuerdas que él estaba trabajando duro para ir a la universidad?
大学に行くために必死働いてたのは覚えてる?
William: Si me recuerdo muy bien. La última vez que hablamos, estaba contando de su sueño con entusiasmo.
よく覚えてるよ。一番最後に会ったとき、夢について熱く語ってたよね。
Raúl: Resulta que empezó a salir con unos compañeros de trabajo a divertirse, pero estos chicos viven para divertirse.
それがさ、仕事仲間と付き合いはじめて、その仕事仲間って言うのが遊ぶために生きてるような人たちらしいんだ。
Le hicieron gastar su dinero ahorrado y ahora parece que se divierte prestando dinero.
彼が大学のために貯めてたお金まで遊びに使わされて、今は彼自身も借金してまで遊びに明け暮れてるみたいなんだ。
William: ¡Qué absurdo! Tanto tiempo de esfuerzo y ahora se echó a perder todo.
ありえない話だね。あんなに頑張ってたのに一気に水の泡じゃないか。
Raúl: Cuando supe que no tenía dinero, me dieron ganas de ayudarle. Pero pensando en lo que le llevó a eso, mejor no me voy a meter.
お金がなくて困ってるって聞いた時は助けてあげたいと思ったけど、何でそうなったかを知ったときは、今はかかわらないほうがいいなと思って。
Ojalá un día recapacite y siga con sus metas.
もう一回ちゃんと考え直してまた目標にむかって頑張ってくれるのを願うだけだね。
Absurdoの使い方
Absurdo は、ばかげた・非常識・不条理などの意味があります。
Cometí un error absurdo en el examen.
テストでありえない間違いをしてしまった。
Me duele tanto ver esta absurda guerra.
この不条理な戦争を見ると本当に心が痛む。
Este hombre dice cosas absurdas.
この人はばかげたことを言う。
ありえない・意味のないといったニュアンスで no tiene sentido という表現もよく使いますが、absurdo のほうが不条理なことに関する嫌悪感がより一層伝わります。
おわりに
スペイン語を学習していくと、語彙の多さに本当に驚くものです。
カジュアルに日常生活で使われる表現から、ニュースなどで使われるちょっと固い表現まで一つ一つ覚えていくと、表現の幅が広がって楽しくなりますよ。