スペイン語で感動や驚きを表現するための「感嘆文」について解説しています。
¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは【感嘆文】、感動や驚きなどの気持ちを表現するフレーズのことです。
今回は、疑問詞を使った4つの感 嘆文のパターンをご紹介します。文法の型を身に付けて、ネイティブのような自然な会話を目指しましょう!
スペイン語で感動を表現!感嘆文パターン4選
目次
感嘆文
Taro : ¡Qué calor hace hoy! Estoy bañado en sudor.
今日はなんて暑いんだ!汗びっしょりだよ。
Juan : Sí. Y ¡qué humedad! Dicen que la temperatura va a llegar a 38 grados.
うん、湿気もすごいね。今日は気温が38度まで上がるんだって。
Taro : ¿En serio? Me da ganas de ir a la playa.
本当に?ビーチに行きたくなっちゃうなあ。
Qué + 名詞 / 形容詞 / 副詞
さまざまな品詞に使える感嘆文です。最もよく使われる感嘆文の文型とも言えるかもしれません。
上の会話文の太郎のセリフ ”¡Qué calor hace hoy!” やフアンのセリフ ”¡qué humedad!” にも使われていますね。
あとに動詞を続けることができます。ちなみに感嘆文では、疑問詞が使われていても疑問の意味はありません。
例
¡Qué hambre!
お腹がペコペコだよ!
¡Qué guapa!
なんて美人だ!
¡Qué rápido corre el tiempo!
時間が経つのは速いなあ!
Qué + 名詞 + más /tan + 形容詞
形容詞が付いた名詞を強調する文型です。上の文型と同様に、あとに動詞を続けることもできます。
例
¡Qué fruta más rara!
なんて変わったフルーツなんだ!
¡Qué vestido tan bonita lleva Laura!
ラウラの着ているドレスはとってもきれいね!
Cómo / cuánto + 動詞
動詞を強調する文型です。 ”cuánto” を使用すると、量の多さをより強調しているニュアンスになります。良い意味か悪い意味かは、文脈で判断しましょう。
例
¡Cuánto echo de menos a mi familia!
ああ、家族が恋しい!
¡Cómo canta el niño! Tiene una voz de ángel.
その子の歌のうまさと言ったら!天使の歌声よ。
Qué de / cuánto 語尾変化あり+名詞
名詞を強調する表現です。数の多さを表す際に使われます。
”cuánto” を使うときには、男性・女性名詞や単数・複数形に変化させるのがポイントです。
例
¡Qué de gente!
たくさん人がいるなあ!
¡Cuántos coches!
なんて数の車だ!
会話に便利な感嘆文
スペイン語でコミュニケーションをとるなら、やっぱり自然な気持ちを表現したいですよね。
今日は、そんな時に便利な言葉を紹介します。この言葉をマスターすれば、驚き、悲しみ、喜びを素直に表せるようになりますよ!
便利な言葉 Qué
Sandra: Tengo una gran noticia, amiga. ¡Me voy a casar este año!
ビッグニュースがあるの。私今年結婚するの!
Karina: ¡Felicidades! ¡Qué alegre! ¿Estás emocionada?
おめでとう!なんて嬉しいニュース!ワクワクしてる?
Sandra: Claro que si. ¿Podrias asistir a nuestra boda?
もちろんよ。私たちの結婚式出席できる?
Karina: Por supuesto que si. Tu eres mi mejor amiga.
当り前じゃない。あなたは私の親友だもの。
Sandra: ¡Qué bien! Es que algunos de mis mejores amigos no podrán asistir.
よかった!何人かの親しい友人は出席できないって言ってたから。
Karina: ¡Qué triste! Por lo menos yo de seguro estaré allí. Cuenta conmigo.
残念ね。少なくとも私は絶対行くから。何でも言ってね。
こんな短い会話に何回も出てきた Qué という言葉。どんな意味があってどんな使い方をするのでしょうか?
後ろに形容詞をつけるだけ
使い方はとっても簡単で、Qué+形容詞で「なんて~なんだろう」という意味になります。
¡Qué hermoso! なんて美しいんだろう、¡Qué rico! なんて美味しいんだろう、¡Qué lejos! なんて遠いんだろう、といった具合になります。
語彙が豊富なスペイン語では、Qué と形容詞の組み合わせで様々な気持ちを表現できます。
形容詞の語彙も豊富
レストランで注文した料理がとてもおいしかった時、日本語だと「すごくおいしい!」の一言で終わってしまいますよね。スペイン語では、おいしいを表す言葉が何種類もあります。
一番よく使われるのは rico ですが、そのほかにも delicioso, sabroso, bueno など、おいしさの程度によって使い分けます。
かわいい女の子に bonita という他に、hermosa, guapa など、美しさや可愛さを表す表現もたくさんあります。
数多くある形容詞から、その場面にピッタリの言葉を選んで Qué をつけるだけ、表現の幅が広がります。
おわりに
ラテンアメリカは一概にいうと、気持ちを素直に表す文化といっても多言ではありません。
日本人は、なかなか自分の気持ちを口に出して表現するのが苦手ですが、スペイン語を学ぶことで少しずつ慣れてくるかもしれません。